SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

電卓を使いこなすために、機能について解説する

はい。2017年11月19日(日)は簿記の試験でした。*1
以前受けた後の記事が、以下になります。

hiroronn.hatenablog.jp

上の記事にも書きましたが、もう一度リベンジで受験しました。

…というのは今回はどうでもよく。
電卓をどう使うのが良いのか、記事にしてみようと思いました。

私の使用電卓

f:id:hiroronn:20171120083614j:plain

CASIOのAZ-25Sという機種です。

商業高校等でしか買えない機種です。
既に10年以上使っていますが、現役*2で使っています。

この電卓を元に、機能解説してみます。

メモリ機能

表示されている値とは別に、値を一つだけ持っておくことができます。
それがメモリ機能です。

例として、

((2,000 × 90) + (8,000 × 100)) ÷ 10,000 

という計算をするとします。*3

普通に計算するなら、

2000 * 90 = 180,000
8000 * 100 = 800,000
180,000 + 800,000 = 980,000
980,000 / 10,000 = 98

となり、途中の計算は紙に書くか覚えるかだと思いますが、

入力計算式 Mキー操作 表示値 メモリ値
2000 * 90 M+ 180,000 180,000
AC 0 180,000
8000 * 100 M+ 800,000 980,000
MR 980,000 980,000
/ 10,000 98 980,000

と操作すると、メモを取らずに、答えの「98」を導き出せます。

なお、キーの意味は、

キー 意味 英語
M+ メモリ値に加算 Memory Plus
M- メモリ値から減算 Memory Minus
MR メモリ値を表示 Memory Read
MC メモリ値を消す Memory Clear

のようです。

表示だけ消す

例えば、

2000 * 1940

という計算式を、間違って

2000 * 1950

と入力したとします。

このとき、19501940に直す方法は、二つあります。

  • ▶キー(文字化けしたらすみません。→キーです)
  • Cキー

→キーは、右端の値を消します。PCでいうバックスペースです。
これはそのままですね。

Cキーは、表示値だけ消します。*4
計算中の値は残してくれます。

2000 × 1950と入力した状態で、Cキーを押すと、2000 × 0の状態に戻してくれます。
似たようなキーで、ACキーがありますが、これを押すと、計算過程を消して0にします。

キー 意味 英語
C 表示を消す Clear
AC すべて削除 All Clear

なお、電卓によって異なりますが、この電卓は、ACキーではメモリ値は消えません。
これは便利なのですが、全て消す場合はリセットを使います。

連続計算(定数計算)

例えば、

単価1,100円で、それに時間を乗じる

とします。

1,100 * 100
1,100 * 120
1,100 * 250

のように、単価固定の場合です。

このときは、

1,100入力後、×を二回押す

と操作します。

すると、以降*5は、「数値→=」と押すだけで、結果を確認できます。
こんな感じで操作します。

入力 表示値 補足
1100 1,100
×を二回 1100 連続計算開始
100 100
= 110,000 計算結果表示
120 120
= 132,000 計算結果表示
240 240
C 0 計算は継続可能
250 250
= 275,000 計算結果表示
AC 0 連続計算終了

慣れると、計算がとても素早く行えるようになります。
これを応用して、割り算を固定し、年金原価係数を素早く算出することもできます。*6

その他

簿記の検定ではお世話にならないキー達です。
電卓検定を受ける場合は、これらもフル活用します。

GTキー

=を押した際の表示値の合計を出してくれます。
電卓検定の場合、一回でも加算回数を減らすために使います。

FとかCUTとか

計算結果を四捨五入するとか切り捨てるとか、どの桁でそれを行うか等が制御できます。
割り算や、ドル計算で使います。

+/-キー

見た目通り、プラスとマイナスを反転させます。
これは、さほど使う機会は無いです。強いて言うなら、プラスとマイナス押し間違ったときですかね。

%キー

たとえば、「300の5%は?」を算出する場合、

300 * 5 %

と入力すると、結果が出ます。
正直、意識して使うことが無いです。0.05掛ければいいじゃん…

いつから必要か

日商簿記で言うなら、1級を受けるなら上記のテクニックは必須だと思います。
1級になると、電卓の操作で手間取っている時間が勿体ないので、とにかく電卓に慣れておく必要があります。

2級以前でも、知っておくに越したことはありません。日常生活でも、電卓使う際は役に立ちます。
ただ、電卓がいくら使えても、試験に合格できるわけでないのでほどほどに…。

余談(簿記の感想)

日商簿記2級、ついに本気を出してきましたね。
合併と連結出してきたので、今回の合格率が気になるところです。

1級は比較的簡単だったような気がします。
…今見直したら、会計学第二問の前期税率を、なぜか30%と計算しており、ずれているが気にしてはいけない。
失点が大変そうです。


*1:この記事を書いた前日のこと

*2:電池交換すらやっていない

*3:第147回日商簿記一級、商業簿記移動平均法で実際に出てくる計算

*4:電卓によって、キーの表示が異なるかもしれないため、その電卓の説明を読んでください。

*5:ACキーを押すまで

*6:ただし、問題に記載がある場合は、そちらを優先する