SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

「そうなるはず」が「そうならない」

ふと思ったので。

ツールでもシステムでも、「こう操作したらこうなるはず」というものがあります。

でも、そうならないときがあります。
午前中、それで躓いて四苦八苦していました。

結局、あまり関係なさそうな箇所を試しに修正したら、全てのテストにパスしました。
どういうときに困ってしまうか、思いつくままに書いてみます。



章立て



「そうならない(思った通りにならない)」ときの対処

対処法を調べるとしたら、だいたいこんな感じでしょう。

  • 自分の入力操作を見直す
  • マニュアルを見る
  • ほかにうまくいってそうな場所を見る
  • ググる
  • 諦めて質問する

調べるときに困っちゃうシステム

こういうの困ります。

マニュアルやヘルプに、システムから飛べない

知りたいことを知るために、マニュアルの場所を調べるという、よくわからない状態になります。

マニュアル、ヘルプがよくわからない

「知りたいのはそれじゃない」とか、「それはわかってる」とか。
基本的な操作方法じゃなくて、「この機能を使うとこうなります」みたいなのが欲しい。

そもそも、システム単体で操作方法わからないって、相当UX悪い。

後戻りできない

undoとかない、そういうシステム。
苦労して大量に入力したデータを消さないと検証できないとか、最悪ですね。

利用者が少ないシステム

当たり前ですが、利用者が多いほど、Web上に情報があります。
利用者が少ないのが悪い、とは言っていません。

サポートの対応が悪い

サポートを受けられる契約である場合、不明点はサポートデスク等に聞くと思います。
そこの対応が悪い(すぐに返事がない、たらいまわしとか)と、解決せずに困ります。

「そうならない(思った通りにならない)」システムを作っちゃったらどうなるか

完全に妄想ですが、書いてみます。
なお、昔は良いシステムだったけど…というものも含みます。

サポートにかかる時間が増える

ユーザーに小さな躓きが発生すると、その分サポートへの問い合わせが増えると懸念されます。

全ての機能を使ってもらえなくなる

思った通りにならない以上、ユーザーは「思った通りになる範囲」でしか、システムを利用しなくなります。
よって、「利用されない機能」を拡充しても、ユーザーに価値がもたらされない可能性があります。

(そもそも)使われなくなる

競合の良いものが出たら、乗り換えられてしまうかも…

そういうシステムにならないために

そういうシステムを生み出さないようにするには…(これも妄想)

デザイナを雇う

開発者(と設計者)だけでは、システムやその領域に詳しくなりすぎて、問題が見えなくなります。
そういう時は専門家に任せましょう。

先にマニュアルを作る

これは、『デッドライン』に書かれていた手法です。

honto.jp

マニュアルは、システム的には正解なので、ありかな、とは思います。
(が、大抵マニュアルは後回し、というのが現実…)

やり直しできるシステムにする

これは、デザイン等を操作するシステムには必須だと思います。
undoが良いですが、せめて保存するかどうかぐらいは聞くべきです。

よくあるやつ:保存されるかどうか聞かずに消すな!保存するな!

改訂に強いシステムにする

要するに、「設計をしっかり」というやつです。
正直、提供した時点で完璧なシステムは存在しません。
ユーザーの声を受けて、徐々に良くなっていくシステムのほうが、圧倒的に多いです。
だから、「改訂は起こる」ことを前提に、わかりやすい設計やコーディングを心掛けたいものです。


おわりに

結局何が言いたかったのか…

SEをやっていると、わからないことは徹底的に調べる癖(性癖?)みたいなものが生まれます。
特に、プログラミングやっていると、

  • ヘルプを読む
  • サンプル作る
  • 他のソースを読む(Web含む)
  • 人に聞く

等、とにかくあらゆる手段を用いて調べます。
(ヘルプがクソ、Webに情報がない、サポートに聞くと「バグです」と言われるようなプログラミング言語もありますが)

でも、システムのユーザーはそうではないよね、とふと思い、こんな記事を書きました。
使えなかったらユーザーは去る。それを肝に銘じないと、と思います。



p.s.

正直、いいシステムを作るには、デザイナ雇ったり、マニュアル作ったり、いい設計者雇ったりと、お金がかかるばっかりです。
逆に言えば、ケチったらロクなものはできない、という。
システムの状態を正直に言って、そういう人が必要なんです、と言われたら、どうかお金出してあげてください。