SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

Visual Studio Code で、SQL Serverを便利に扱う

今回は趣向を変えて、少し実用的なネタを。

Visual Studio Code(以下、長いのでVSCodeと書く)、皆様お使いでしょうか?
私は日常生活でも、開発現場でもそれなりに使っています。

ただのテキストを書くだけでも、IntelliSenseが働いてくれるので、編集が楽になります。

このブログを書く時のソースコードは、VSCodeで書いて、コピーしています。
あと、既定でマークダウン対応なので、それも使っています。

そういう、ブログを書く人の云々は置いといて。

データベースに接続するには、様々なツールがあります。
よく使うのは、SQL Server Management Studioではなかろうか、と思います。無料だし。

なんと、VSCodeでも、SQL Serverに接続できます!
それだけでなく、他のツールを組み合わせることで、VSCodeだけで、いろんなことができるようになります。

使うやつ

mssql拡張機能と、

f:id:hiroronn:20170610163202p:plain

Excel Viewer拡張機能

f:id:hiroronn:20170610163525p:plain

です。

mssql

ファイル準備

とりあえず、インストールしましょう。
Excel Viewerも後で使うので、ついでに入れてください。

インストールしたら、指示に従って再読み込み後、Ctrl + Nで、新しくファイルを作ります。
次に、Ctrl + K, M*1で、言語の選択を表示し、SQLを選択します。

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接続先定義

これは、いくつかやり方があります。

  • Connectで新規登録する

Ctrl + Shift + C、または、コマンドパレット*2sql等入力後に出てくるMS SQL: Connectを選択します。

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Connect選択後、Create Connection Profileを選択し、あとは順次サーバー名等を入力するよう言われるので、入力しましょう。

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  • settings.jsonに書く

Ctrl + ,でユーザー設定を開いて、直接記述することもできます。
というか、1.の方法で設定した情報も、ここに書かれます。

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書くのが面倒であれば、下記のように「編集」を選ぶと、自動で右側に出ます。コピペすら不要です。 f:id:hiroronn:20170610165653p:plain

上の設定が終わったら、Ctrl + Shift + Cを押し、接続先が出てくるので、選択してサーバーに接続しましょう。
成功したら、右下に接続先が表示されます。

クエリ実行

早速、さっき設定を変更したSQLファイルに、クエリを書きます。
とりあえず、例のために、なんかローカルにあったよく分からんテーブルにSELECT文投げます。

実行は、Ctrl + Shift + Eです。

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すると、右にクエリ結果が表示されます。
見ての通り、かなり綺麗に表示されます。

さらなる機能として、右側に

の3つがあります。

ここでは、CSVで保存します。*3
ファイル名を聞かれるので、入力しましょう。*4

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Excel Viewer

さて、ついにExcel Viewerさんの出番です。

上で、CSVでファイル保存すると、保存しましたよーというメッセージと共に、ファイルが開きます。
ファイルを開いた状態で、コマンドパレットを表示し、previewと入力する*5と、CSV: Open Previewというものが見つかるので、選択してください。

すると…

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こんな感じで、VSCode上でプレビューできるようになっています!

なお、Excel Viewerですが、並び替えやフィルター等、データを目視するための機能は搭載されています。
テーブルの中身を確認する用途として考えると、これだけでも十分です。

まとめ

この機能があると、SQL Server Management StudioExcelがインストールされていない環境でも、データ確認ができるようになります。
また、使ってみてわかりましたが、ショートカットキーを覚えると、あっという間にデータ分析が始められます。

生産性が上がるのは言うまでも無いのですが、この方法だと、とにかくストレスがありません。

便利なものはどんどん使って、時短しましょう!

おわり

*1:Ctrl + K を押した後、一度手を離して、半角入力モードで M を押す。指離したり、半角にしたり、といったところで躓きやすい

*2:Ctrl + Sfhift + Pで表示。本当に多用するので覚えておいたほうが良い

*3:ショートカットキーは無い

*4:保存位置は、VSCodeで現在選択しているファイル等の位置っぽい

*5:csv、と入力したほうが早かった