SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

退職者を冷たく処する会社を反面教師にする

早いもので3月、そして今年度も終わろうとしています。いい加減、退職に関する記事なんて書きたくないのですが、退職後まで事案が発生したのでまた書きます。

言いたいこと

会社として、退職者に対して良い感情を持たないのは理解はできる。

しかし、退職者は

  • 会社の機密情報を持っている
  • 悪評(事実)を振りまける
  • 個人的なつながりで、従業員を引き抜く

等、会社に対して悪影響を及ぼすアクションを取れるので、露骨に冷たく接するのは得策とは言えない。

そう考えると、気持ちよく去ってもらう(会社を好きでいてもらう)ことはそのリスクを軽減することになる。

そもそも、退職関係なく、気持ちよく働ける環境づくりはすごく大事。

あらまし

退職を考えていない時期から、随分退職者に冷たい会社だなぁ、という印象を受けていました。

冷たいと言っても、露骨なものではなく、たとえば週報へのコメントがやたら簡潔だったり、本人がいないところで「辞める人のことなんかどうでもいい」と言い放ったり、というものです。

そして、いざ自分が退職するという場になったとき、

  • 上司に対面で辞意を伝えた
  • 辞意を伝えた際、退職時期を一か月延ばした期間を提案された*1

という、まともな方法で退職を伝えたのですが、

  • 送別会が開催されない。日程聞かれなかったし、拒否した記憶もない
  • 忙しかったのかなと思っていたが、私の最終出社日に同じプロジェクトメンバーの別の人が会社飲み会開催をしていた*2
  • 最終出社日の翌日、チームで飲み会しましょうという通知が私のところにも流れてくる*3

うんまあ、送別会開催しろとは言わないけどさ。むしろそんなに開きたくなかったんだ。厄介者だったんですね。という印象を得たわけです。

一応、担当していたプロジェクトが絶望的な状況でしたが、成功するよう、力を尽くしてきたつもりです。会議資料だって指示なくても作っていたし、会議の議事録だって取ったし、資料の読み込みだって他人よりやって、質問事項も大量に挙げた。その資料を使って会議にも臨んだ。それでこの程度ならもっとドライに接したほうがよかったですかね。

怒りと失望を通り越して、もはや呆れるしかないという感じでした。

まあ、私には人望が一切なく、お前みたいな不良人材は戻ってくるな、ということでしょう。他人(というか会社)のために良かれと思ってやっていたわけですが、それも私が勝手にやったことで、そんなものは期待していないんだよ、ということみたいです。

個人的な思い

上記の事象は私が体験したもので、あくまで会社固有のものです。だから、すべての会社がそうであるとは思いません。

個人的に仲良くしていた人には、一緒に仕事したかったとか、戻ってきてとか言ってくれる人もいます。

しかし、私は会社に対して良い印象を持っていません。少なくとも、上記の出来事があってから最悪な印象に変わりました。

会社に敵対しようとか、社名晒そうとか、社内のメンバーに上記顛末を話してしまおうとか、そんなことは考えていません。ただ。そういうこともその気になればできるな、と思っています。

退職時に限らず、従業員に冷たいのは良い結果を生まないものだと思います。

以前、こんな記事を書きました。

hiroronn.hatenablog.jp

楽しく一緒に働くことを、私も常に意識していきたいなぁと思う所存です。

もし逆の立場だったら

チームメンバーから、退職したいと言われた場合、どうするのが良いのでしょうか。経験ないのでわかりませんが、考えてみました。

所詮は机上の空論ですが。

引き留めない

これは大事です。個人的には、退職したいと言われた時点で、絶対に引き留めは無理です。

退職時期は(会社のルール内で)受け入れる

社内で「退職は〇か月前までに申し出ること」というルールがあるなら、そのルールに沿った期間であればそのまま受け入れたほうが良いと思います。

もっとも、法律上は2週間前でよいのですが。

退職までの業務を明らかにする

退職までに何をやるのか、については、はっきりさせておきたいです。これは引継ぎが必要な業務がある場合には特に必要です。

プロジェクトに所属しているなら、退職を踏まえた役割であるほうが好ましいです。

今回、最終出社の前週までお客さんとの打ち合わせに参加していたので、「早く外してくれ」という思いでいっぱいでした。

(必要なら)後任を決め、質問できる環境を用意する

これは退職する人の役割にもよりますが、後任が必要なら早い時期に決めます。そして、後任の人が質問できる環境を用意します。

今回思ったのですが、退職する人にとっては退職した後のプロジェクトとは利害関係がなくなります。となると、引継ぎは退職する人が自発的に行うのではなく、後任となった人(と、プロジェクトメンバー)が主体となって行うべきと思いました。

引継ぎとは、その人がいなくなっても業務が回るようにするために行うので、いなくなる人にとっては関係ないです。引き継いでほしいというなら、プロジェクトの関係者が自発的に動いたほうが良いです。

送別会ぐらいは開く

本人と話をして、「送別会開きたいんだけど、このあたりの日程はどうでしょうか」ぐらいは聞きます。もしくは、「今とても忙しくて、送別会開けない。本当にごめんなさい」とか、理由ぐらいは伝えます。

おわりに

良好な関係で退職できると思っていましたが、このようなことがあり本当に悲しいです。たかが飲み会ですが、せめてそのぐらいは開いてほしかったというのが本音です。

そんなに会社に不利益なことやってきたっけ、と思っています。ただただ悲しい。ただ一応、退職した会社に不利益になることをするつもりはないです。それは人として悪いことだ、という意識ぐらいはあります。

気持ちよく働く、という点に関しては、これからも視野を広く持って考えていかなければならないと思いました。

*1:今は、これを拒否すればよかったと心底思っている。絶対に受けてはいけないという学びを得た

*2:たまたま知った。教えてくれた本人には全く悪気はない

*3:さすがに腹が立ったので、その通知見たぞと分かる形で残しておいた