読み終わったので簡単な感想をば。
読もうと思ったきっかけ
私が捉えている「リーダー」像が「先頭に立って人をぐいぐい引っ張っていく人」という固定観念になっているなーと仕事の中で感じたので、リーダーって何だっけという面を整理したかった、というのがきっかけでした。
自分自身はリーダーにはなりたくないなーという気持ちはあるけど、何が嫌なのかをきちんと深掘りするためにも、普段あまり読まないようなこのような本を読んでみようと思った感じです。
読んでよかったと思ったところ
細かい内容は置いておいて、心に残った部分を簡単に挙げると
- 「万人にとって良いリーダー」になるのはほぼ不可能。メンバーが思い描く理想のリーダー像が違う以上、特定のメンバーが思い描くリーダーに近づいたら他のメンバーは不満を持つ、ということは常に起こる
- リーダーらしいリーダー(リーダーシップ)を否定しているわけではなかった
- 自分なりのスタイルの確立が大事だという部分がとてもよかった
- メンバー同士が個々のスタイルを熟知していることの強さ
- スタイルは良し悪しじゃなく、強烈であることが最大の武器
- 短期間で成果を出すことが求められるなら、フォロワーシップによるチーム運営が得意であってもリーダーシップ中心の組織運営を選ぶと書いてあった
- 「組織のために今、どう振る舞うべきか」
感想
リーダーにならないにしても、フォロワーとしてどう振舞うか、という観点でも書かれていてよかったな、と思いました。
リーダーになるにしてもフォロワーであっても、組織のために何ができるのかという観点は持ち合わせる必要はあるなと感じています。自分がリーダーシップを持って人や組織を引っ張れるようなタイプではないのはよくわかっているのですが、それでもいいのだと思えてよかったです。
組織は目的達成のためにあるので、目的達成までの手段として長期的にはフォロワーシップ型のリーダーが適しているのだろうということで、もしリーダーになるようなことがあればまた思い出したい本でした。