SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

『エフォートレス思考』読んだ

読みました。

honto.jp

ちなみに、前作『エッセンシャル思考』は記事にはしていないけど読み終わっています。

honto.jp

『エッセンシャル思考』には、乱暴に要約すると「本当に必要なことに集中しよう」ということが書かれています。

『エフォートレス思考』には、これまた乱暴に要約すると「楽な道を選択しよう」ということが書かれています。タイトルの effortless は、Google翻訳によると「楽」って意味のようです。 effort は「努力」とか訳されますね。楽しようといっても怠惰に生きろとかそういうことじゃなくて、目的遂行のための努力は素晴らしいけど、もっと簡単で楽な方法をとってもいいよね、ということが書かれています。

内容

ネタバレは無しにして、本書で心に残ったことを書くなら「努力してなんとかならないなら、もっと簡単な方法を探そう。シンプルなのはいいことだ」ってことかなと。

物事をシンプルにするだけでなく、そもそも自分の状況が整っていなければシンプルを追求する思考にはならないので、大変な状況を脱するために自分をどう整えるか、という観点の記載もあります。

方法論が書かれている部分もあれば、自分の気持ちの持ち方について書かれている部分もあるので、エッセンシャル思考の本と同じく、自分が取り入れたいと思える部分を取り入れていく、という感じで役立つのかなと思います。

とにかく大事なことは、楽するのは悪いことじゃない

感想

現在の仕事上、自分が持っている知識をかみ砕いて伝える必要があったり、難しいままだと物事が進まなかったりと、どうやって物事をシンプルにするかという観点で考えることが多く、その意味で共感できる内容がとても多かったです。

難しいものを難しいまま努力して実行するという選択は難しくないけど、それは一種の思考停止で、それをもっと簡単に実行できないか考えるには自分がどういう状況であるべきか、みたいな観点で全体が整理されているのはとても良かったです。エンジニア目線で言うと『達人プログラマー』に書かれていることをより一般化したような内容という感じです。(どこでも自動化、あたりを思い出しながら読んでいた)

本書は、特定の人物の行動などを紹介する場面がありますが、著者自身の『エッセンシャル思考』を出版した後の出来事(それがあったから『エフォートレス思考』に思い至った)は、なかなか心に来るものがありました。

読んでいてためになったのは、以下のようなことを再認識できた点です。

  • 他人と過去は変えられない(心理学でよく出てくるやつ)
    • 自分と未来は変えられる
  • 自分にどうやってもできないことで思い悩むのは視野を狭くする
  • 自分にできることを知って自分を整えるのはとても大事なこと

二日ぐらいで読み終わりましたが、一気に読める量なのもいいですね。読んでよかったと思いました。キーワードがまとまっている部分があるので、そこは定期的にふりかえってみようと思っています。