はい。2017年11月19日(日)は簿記の試験でした。*1
以前受けた後の記事が、以下になります。
上の記事にも書きましたが、もう一度リベンジで受験しました。
…というのは今回はどうでもよく。
電卓をどう使うのが良いのか、記事にしてみようと思いました。
私の使用電卓
CASIOのAZ-25S
という機種です。
商業高校等でしか買えない機種です。
既に10年以上使っていますが、現役*2で使っています。
この電卓を元に、機能解説してみます。
メモリ機能
表示されている値とは別に、値を一つだけ持っておくことができます。
それがメモリ機能です。
例として、
((2,000 × 90) + (8,000 × 100)) ÷ 10,000
という計算をするとします。*3
普通に計算するなら、
2000 * 90 = 180,000 8000 * 100 = 800,000 180,000 + 800,000 = 980,000 980,000 / 10,000 = 98
となり、途中の計算は紙に書くか覚えるかだと思いますが、
入力計算式 | Mキー操作 | 表示値 | メモリ値 |
---|---|---|---|
2000 * 90 |
M+ | 180,000 | 180,000 |
AC |
0 | 180,000 | |
8000 * 100 |
M+ | 800,000 | 980,000 |
MR | 980,000 | 980,000 | |
/ 10,000 |
98 | 980,000 |
と操作すると、メモを取らずに、答えの「98」を導き出せます。
なお、キーの意味は、
キー | 意味 | 英語 |
---|---|---|
M+ |
メモリ値に加算 | Memory Plus |
M- |
メモリ値から減算 | Memory Minus |
MR |
メモリ値を表示 | Memory Read |
MC |
メモリ値を消す | Memory Clear |
のようです。
表示だけ消す
例えば、
2000 * 1940
という計算式を、間違って
2000 * 1950
と入力したとします。
このとき、1950
を1940
に直す方法は、二つあります。
- ▶キー(文字化けしたらすみません。→キーです)
- Cキー
→キーは、右端の値を消します。PCでいうバックスペースです。
これはそのままですね。
Cキーは、表示値だけ消します。*4
計算中の値は残してくれます。
2000 × 1950
と入力した状態で、Cキーを押すと、2000 × 0
の状態に戻してくれます。
似たようなキーで、ACキーがありますが、これを押すと、計算過程を消して0にします。
キー | 意味 | 英語 |
---|---|---|
C |
表示を消す | Clear |
AC |
すべて削除 | All Clear |
なお、電卓によって異なりますが、この電卓は、ACキーではメモリ値は消えません。
これは便利なのですが、全て消す場合はリセットを使います。
連続計算(定数計算)
例えば、
単価1,100円で、それに時間を乗じる
とします。
1,100 * 100 1,100 * 120 1,100 * 250
のように、単価固定の場合です。
このときは、
1,100入力後、×を二回押す
と操作します。
すると、以降*5は、「数値→=」と押すだけで、結果を確認できます。
こんな感じで操作します。
入力 | 表示値 | 補足 |
---|---|---|
1100 |
1,100 | |
×を二回 | 1100 | 連続計算開始 |
100 |
100 | |
= |
110,000 | 計算結果表示 |
120 |
120 | |
= |
132,000 | 計算結果表示 |
240 |
240 | |
C |
0 | 計算は継続可能 |
250 |
250 | |
= |
275,000 | 計算結果表示 |
AC |
0 | 連続計算終了 |
慣れると、計算がとても素早く行えるようになります。
これを応用して、割り算を固定し、年金原価係数を素早く算出することもできます。*6
その他
簿記の検定ではお世話にならないキー達です。
電卓検定を受ける場合は、これらもフル活用します。
GTキー
=
を押した際の表示値の合計を出してくれます。
電卓検定の場合、一回でも加算回数を減らすために使います。
FとかCUTとか
計算結果を四捨五入するとか切り捨てるとか、どの桁でそれを行うか等が制御できます。
割り算や、ドル計算で使います。
+/-キー
見た目通り、プラスとマイナスを反転させます。
これは、さほど使う機会は無いです。強いて言うなら、プラスとマイナス押し間違ったときですかね。
%キー
たとえば、「300の5%は?」を算出する場合、
300 * 5 %
と入力すると、結果が出ます。
正直、意識して使うことが無いです。0.05掛ければいいじゃん…
いつから必要か
日商簿記で言うなら、1級を受けるなら上記のテクニックは必須だと思います。
1級になると、電卓の操作で手間取っている時間が勿体ないので、とにかく電卓に慣れておく必要があります。
2級以前でも、知っておくに越したことはありません。日常生活でも、電卓使う際は役に立ちます。
ただ、電卓がいくら使えても、試験に合格できるわけでないのでほどほどに…。
余談(簿記の感想)
日商簿記2級、ついに本気を出してきましたね。
合併と連結出してきたので、今回の合格率が気になるところです。
1級は比較的簡単だったような気がします。
…今見直したら、会計学第二問の前期税率を、なぜか30%と計算しており、ずれているが気にしてはいけない。
失点が大変そうです。