ついに転職し、新しい会社に入社しました。
まあ当然というべきか、開発機としてMac(Mac Book Pro)が配備されました。開発やりやすいからね。仕方ないね。
しかし、長年のWindowsユーザーである私には、入社後最初の難関として立ちはだかりました。きっと同じ目に遭う人はいっぱいいると思うので、その苦難を記しておきます。私なりの対処法も書いていますので、何か参考になれば幸いです。
先に言っておきますが、使っているうちにMacも好きになりました。私は敵ではない。
使っているマシン
Mac Book Pro
です。Touch Bar
という、なんかかっこいいものが付いているやつです。
詳細はうろ覚えですが
項目 | スペック |
---|---|
OSVersion | macOS 10.14 Mojave |
CPU | 忘れた |
メモリ | 16GB |
SSD | 256GB |
という感じです。ディスプレイは外付けで使う予定です(まだない)。
戸惑ったところ
.bash_profilleと.bashrcを作る、という手順
これ、ハードルが高いです。Windowsに慣れ切ったユーザーなら、
- エクスプローラを開く
- 作成先のフォルダを開く
- 右クリック→新規作成
- メモ帳等で編集
という手順を踏みます。(いやコマンド使うし、と言われたらそれでもいいですが)
まず、エクスプローラー。無い。今ならわかりますが、Finderで良いようです。
そしてファイルの作成。エディタ的なものが無い。ググると
viエディタで編集する
みたいな記述を見つけたので、
$ vi .bash_profile
でファイルを作成し、記述書いて保存(Ctrl + C
で編集モード終了、:wq
で保存?)というのをやっていました。そして、一度作ったファイルをうまく編集できないので、仕方なくrm
コマンドでそのファイル消して、再作成していました。下書きにはメモ帳使いました。編集でも使わせて。
さすがにcd
コマンド*1、ls
コマンド*2ぐらいは知っていたので、そこは苦になりませんでした。隠しファイル出すには
$ ls -a
とするのは知りませんでしたが。ls
と打って、「なんで.bash_profile
がないんだ…?」と思ったのはいい思い出です。隠しファイルなんですね。
画面ロックできない
Windowsなら、Windowsキー + L
で画面ロックできます。当然Macではできません。
Macだとcommand + control + Q
でロックできるのですが。キー3つはしんどいです。
そこで教えてもらったのが、Mission Control
というものです。マウスカーソルを画面4隅に移動させたときに、特定の動作をさせるものです。(設定で検索するといい)
…と思っていて、この記事書くために調べていたら、いい記事ありました。
Touch Bar
ってカスタマイズできるんですね…これは試さないと。
日本語入力できない
使っているMacのキーボードですが、調べたら英語配列でした。
日本語入力したいとき、Windowsのユーザーはですね、キーボードの左上を押すんです。でもそこには「`」キーがあるので、切り替わりません。
Macでの言語変更は、control + space
キーで行います。command + space
では、Spotlight検索というものが出てきます。
ウィンドウのコントロールボタン?が小さい、プログラムが終了しない
Windowsだと、画面右上に「最小化」「最大化」「閉じる」があります。Macは左上に配置されており、加えてボタンがとても小さいです。(例:Visual Studio Code)
下記リンクに画像イメージがあります。
また、Windowsだとたいていのプログラムはコントロールボタンの「閉じる」を押したらプログラムが終了します*3が、Macは閉じるボタンでは終了しないプログラムが多いです。
プログラムを終了させるなら、command + Q
です。
最小化したウィンドウを見逃す
Windowsだと、最小化したウィンドウはタスクバーに表示されており、アイコンをクリックすると最小化から復帰します。Macでは挙動が異なります。
タスクバーの違う部分に、最小化されたウィンドウが配置されており、そちらから選ぶと最小化から復帰します。
Windowsに慣れていると、起動したアイコンと同じところクリックしたら復帰してほしくなります。また、最小化されているウィンドウはウィンドウの一覧にも表示されないので、
ウィンドウどこに行った?
と探しています。確かに開いたはずなのに…という感じです。だんだん慣れてきて、最小化したからウィンドウが無い、と気づくようになりました。稀に閉じて消えている場合もありますが。
5ボタンのマウスで、前に戻る等のボタンが効かない
Windowsでは5ボタンのマウスで、「戻る」「進む」を有効にしていました。
Macでは、このボタンが有効になりません。仕方ない。とはいえブラウザ(Chrome)では不便で仕方ないので、マウスジェスチャーを入れました。
マウスホイール設定とトラックパッド設定でのスクロール方法が同期する
マウスホイールでのスクロールと、トラックパッドでのスクロール設定が、Macでは同一視されます。
私の場合、
操作 | 挙動 |
---|---|
マウスホイールを上に回す | 上にスクロール |
マウスホイールを下に回す | 下にスクロール |
トラックパッドを二本指で上に動かす | 下にスクロール |
トラックパッドを二本指で下に動かす | 上にスクロール |
という感じで、マウスとトラックパッドでスクロール方向が違う設定にしています。ゲームやるときも、照準や視点移動は、上下逆にします。
Windowsだと、この設定は別々に保持します。
Macの場合、マウスとトラックパッド双方に「スクロールの方向」という設定が存在しますが、この設定が同期します。すごく困っています。
これは対処しようがなく、今はマウスを付け外しするたびに設定を変えています。
ウィンドウの配置
Macでは、最前面でアクティブになっているウィンドウについて、ディスプレイ上部に操作メニューが表示されます。最初は各ウィンドウの上部に無いことに戸惑いました。
複数ウィンドウ開けるアプリ(Chromeとか)の操作に戸惑いますが、各ウィンドウでサイズ調整して使うものだと思うようにしました。
タスクマネージャーみたいなアプリ
無いなぁと思っていたら、「アクティビティモニターというのがあるよ」と教えていただきました。
sbt
を止め忘れる、というミスを犯したときに大活躍しました。
いい時代になったと思った事項
戸惑いを上のように書いているわけですが、現在はクロスプラットフォームのアプリが多いので、本当に良い時代になったなと思います。
例えば、Visual Studio Code
です。当ブログでも書いている通り、一番慣れ親しんでしたエディタです。クロスプラットフォーム対応のエディタとして極めて品質が高いと、改めて思い知りました。
転職初日のセットアップであまりにも苦労したので、翌日リーダーに言ってインストールしました。以降は操作関連で悩むことは減りました。
操作は、ショートカットキーが若干異なることを除けばほぼ同じ。機能面で差異は無い。本当に便利です。ファイル編集はもちろん、Git操作が楽々です。
各種IDEも、OS間で機能面の差異が無い場合が多いので、OSが変わっても影響が少ないです。Visual Studio
?知らない子ですね。Windowsで使うのが一番ですよ、これは。
おわりに
一週間たって、ようやくMacに慣れてきたところです。
このブログはWindowsから書いていますが、日本語切り替えをcontrol + space
で行おうとしてしまう程度には、Macに染まりつつあります。
開発機としてのMacは大好きになりました。まだまだ知らない機能ばかりですが、使いこなしたいです。