2020/7/18
に受験し、合格しました。
Salesforceを仕事で使うことになり約3カ月半。認定アドミニストレーター試験に合格できました。嬉しいです。下の記事で資格取りたいと宣言した通り、それから二週間での取得となりました。
どういう試験か
https://tandc.salesforce.com/examguide_cert_admin.pdf
公式情報は上記のリンクを参照してください。
Salesforce 認定アドミニストレーターは、Salesforce システム管理者としての経験があり、後述の試験の目的に示されるスキルおよび概念を実践的に応用したことがある方を対象としています。
というように、システム管理者の認定試験のようなものです。コンサルタント系の基本資格でもあります。
基本資格というのは、合格するとその上位資格を受験できるようになる試験のことです。Salesforceの資格は基本と上級で構成されます。認定アドミニストレーターは、
- 認定上級アドミニストレーター
- 認定Sales Cloudコンサルタント
- 認定Service Cloudコンサルタント
- 認定Community Cloudコンサルタント
の基本資格となっています。コンサル系に進む人には必須なのでしょう。Salesforce社主催の勉強会に出ていると、講師の方々はコンサル系資格お持ちの場合が多いように感じます。
なお、Salesforceの認定資格は、取得後新しいSalesforceリリースがあるたびに更新試験(Trailheadで受験)を受ける必要があります。合格しないと資格が失効するので注意が必要です。逆に、ちゃんと更新していれば実力は担保されるので、有効な資格だといえます。
何が出るのか
- Organization Set-Up (Global UI)(組織の設定)
- User Setup(ユーザの設定)
- Security and Access(セキュリティとアクセス)
- Standard and Custom Objects(標準オブジェクトとカスタムオブジェクト)
- Sales and Marketing Applications(営業アプリケーションとマーケティングアプリケーション)
- Service and Support Applications(サービスアプリケーションとサポートアプリケーション)
- Activity Management and Collaboration(活動の管理)
- Data Management(データの管理)
- Analytics - Reports and Dashboards(分析 - レポートとダッシュボード)
- Workflow/Process Automation(ワークフロー/プロセスの自動化)
- Desktop and Mobile Administration(デスクトップとモバイルの管理)
- AppExchange(AppExchange)
という範囲から、60問出題されます。かなり幅広いです。出題割合は決まっています。そこは試験の詳細を見てください。
学習方法
Salesforceを仕事で使っている人は、上記の中で得意な部分があると思います。そこは優先度下げて、普段触ることのないところを優先して学習する方法が良いと思います。
私の場合は
- Service and Support Applications(サービスアプリケーションとサポートアプリケーション)
- Organization Set-Up (Global UI)(組織の設定)
あたりが弱い自覚あったので、そこを重点的にやっています。
あとは暗記は避けたほうが良いです。ヘルプやTrailheadに書いてある内容がそのまま出ることはないので、実際にSalesforce触って理解するほうが近道です。Trailhead Playgroundなら無料で触れるので、有効活用しましょう。試験合格だけ目指すなら、Superbadgeまで取る必要は無いと思います。
一応、このTrailheadトレイルはやっておいたほうが良いと思います。この中でできなかった部分はTrailheadで確実に埋めましょう。
私の結果
トピック | 正答率 |
---|---|
Organization Set-Up (Global UI)(組織の設定) | 50% |
User Setup(ユーザの設定) | 75% |
Security and Access(セキュリティとアクセス) | 50% |
Standard and Custom Objects(標準オブジェクトとカスタムオブジェクト) | 87% |
Sales and Marketing Applications(営業アプリケーションとマーケティングアプリケーション) | 87% |
Service and Support Applications(サービスアプリケーションとサポートアプリケーション) | 50% |
Activity Management and Collaboration(活動の管理) | 100% |
Data Management(データの管理) | 66% |
Analytics - Reports and Dashboards(分析 - レポートとダッシュボード) | 66% |
Workflow/Process Automation(ワークフロー/プロセスの自動化) | 80% |
Desktop and Mobile Administration(デスクトップとモバイルの管理) | 100% |
AppExchange(AppExchange) | 100% |
苦手と言っていた部分が見事に取れていません。組織設定は単に範囲網羅できておらず、サービスアプリケーションは全然触れていなかったので、仕方なく問題解くところだけは頑張ったのですが、身についていませんでした。セキュリティとアクセスは勉強しても難しいんです…ほんとに。
幸い、オブジェクト周りやSales Cloud、活動などは問題数が多く、普段から触っていたのでそちらで稼いだ形になっています。試験中はこれ落ちたな…と思いながら受けていました。
うろ覚えですが、出た問題です。
- プロセスビルダーで期日指定して発動させるよう設定しているアクションが消える条件(条件が消える、手動でアクションを消す)
- 入力規則のチェックはいつ行われるか
- あるオブジェクトについて、タブ表示、アプリケーション表示はさせたくないけど、直接アクセスしたらリストビューは見せたい場合どうするか
あと、組織の共有設定、共有ルール、プロファイル、権限セットはいっぱい出るのでたくさん勉強しましょう。そこが取れていれば、もっと安定して合格できると思います。
今後
私はコンサルに進む気は無いので、今後は
- Salesforce 認定 Platform デベロッパー
- Salesforce 認定 Development Lifecycle and Deployment デザイナー
など、デベロッパー系を取得しようと思っています。アプリケーションアーキテクトかシステムアーキテクト目指す感じです。今回認定アドミニストレーター取ったのは、単に資格欲しかったのと、実力試しと、どんな感じの問題が出るのか知りたかったからです。目的は十分果たせました。
あと、最近JavaScript Developer
なる認定資格が増えていまして。これは取りたいです。
おわりに
試験自体は、Salesforceを管理者目線で触っていれば合格できます。Salesforce始めてから3カ月半で合格が早いかどうかは分かりませんが、ちゃんと勉強し、ちゃんとSalesforce設定ができれば合格できる試験です。
今はオンライン受験の要件も緩和されている*1ので、仕事でSalesforce使っている人はぜひ取りましょう!
*1:オンラインでも監督官が就くらしい。日本で申し込もうとすると深夜とか早朝しか取れない場合が多いようで、私は結局試験会場で受験した