SE(たぶん)の雑感記

一応SEやっている筆者の思ったことを書き連ねます。会計学もやってたので、両方を生かした記事を書きたいと考えています。 でもテーマが定まってない感がすごい。

JDLAのG検定を受けた感想を書いてみる

追記
12/26(火)の合格発表で、合格していました!
合格発表を受けて、記述を追加しました。


本日(2017/12/16(土))、JDLA(Japan Deep Learning Association)という団体が主催した、G検定というものを受験しました。

  • 団体

www.jdla.org

  • 試験

JDLA試験ページ

G検定というのは、Generalistを指します。

概要

試験の内容等に関しては、上記リンクから追っていただくほうが正確です。

機械学習ディープラーニングの試験は、これまでありませんでした。
JDLAの試験は、国内初の試験ということで、私は日経電子版で知りました。

開発者向けの資格というより、事業応用等を見据えた資格です。

www.nikkei.com

機械学習やAIに関して、私も今年勉強していたので、腕試しに受験してみることにしました。

こんな感じの画面でした。

f:id:hiroronn:20171216173307p:plain

※なお、当記事の内容は、2017/12/16(土)に実施された、G検定の内容です。以降に実施される試験を受験される際は、当記事を鵜呑みにせず、必ず、試験実施要項等をご自身で調べてください。

試験内容

試験時間は2時間(13:00~15:00)で、自身のPCで受験します。
Java Silver等のように、どこかの会場で受験するのではなく、家でも問題ありません。

ディープラーニング関連技術は、進展速度が著しいため、試験には実施年月が付与され、いつ時点の合格であるか、分かるようにしてあります。

試験前日のメールで分かったことですが、問題数は233問でした。*1
一問30秒ベースです。
日経記事にある100問とはなんだったのか

出題された内容ですが、例を挙げると、

  • AIブームの変遷(第一次、第二次、第三次)
  • ニューラルネットワーク
  • CNN
  • RNN
  • 自動運転
  • 制度関連(日本の法制度、外国の法制度)
  • 現行の技術(11月時点で可能になっているか?みたいな質問)
  • 著名な発言
  • シンギュラリティ

とまあ、本当に多岐にわたっています。

読んだ本

推薦図書となっている3冊のうち、以下の2冊は読みました。
とりあえず流した、という程度ですが…

honto.jp

honto.jp

『AI白書』も推薦図書ですが、これだけ電子書籍化されていなかったので、読んでいません。

感想

試験を受けた感想ですが…

思っていた以上にしっかりした試験でした。

上で貼った、日経電子版記事内で、

ツイッターなどの共有サイト上では「資格ビジネスでは」などの厳しい見方も並ぶ。

との記述もあり、私もそういう部分も有り得ると考えていました。
しかし、試験難易度から考えると、幅広い知識を持つことを証明できる資格にしたい、と考えているのが感じ取れました。

もうちょっと、ちゃんと勉強しておけばよかった、というのが正直な感想です。
合格した気がしません。CNNとかRNNあたりは、勉強した甲斐あって、まあまあ解けたのですが…

でも、なぜディープラーニングが注目されるのか、歴史的に見てもすごい状況なのだと、知ることができたので、知識面ではいい収穫だったな、と感じています。
次も試験を受けるかどうかは…状況次第です。

おわりに

日頃思っていることですが、「AIって言葉が付いていたらすごい製品だ」みたいに思うのではなく、その製品が本当にすごくて、AIを適切に利用できているか、判断できる知識は必要です。
仕事でも、「AI使って何かやれ」みたいな言葉が聞こえてきます。そのとき、正確な知識を持っていたほうが、AI適用可否を判断できたり、何かと便利です。

試験勉強だと入りやすいと思いますし、気になる方は勉強して、正しい知識を身につけましょう。*2

合格発表を受けて

あまり出来が良くなかった感じがしていましたが、合格でした。

合格とともに、名刺等に入れられる画像が届きまして。
そこには「2017」と書いてあります。

つまり、あなたは2017年時点の知識は十分ですと言われてるだけで、2018年になると、また追いつけていない可能性があります。
技術動向を追うのは続けなければならない…というのが事実です。

でも、基礎知識は身に付いた感じはするので、動向を追うのはさほど苦労しなさそうです。

…問題は、E検定ですが。受けるかどうか未定です。

*1:選択肢による穴埋め問題は、個々の穴を一問として数える

*2:別に試験団体の回し者とかではない。断じて。